【「食糧=農業(強力な武器)による征服」
といったアメリカの世界戦略の一環】

アメリカは、1971年、農務長官だったアール・バッツ氏が
こう公言した。
「アメリカにとって、食糧はミサイルと同様に重要な武器である。
アメリカで他国の分の食糧まで生産すれば、
戦わずして攻略することができる」
「食糧はアメリカが持つ外交上の強力な手段である。
とりわけ、食糧を自給出来ない日本には有効だ。
日本に脅威を与えたいのなら、穀物の輸出を止めればいい」

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(欧米諸国をはじめ世界各国が国家戦略として
最も重要とみなす)農業などの食糧戦略を切り売りし、
国家として最も重要なはずの第一次産業を潰す代償に、
経団連大企業の大儲けだけを最優先することで、
日本は自給率を下げまくって食糧危機のリスクを背負い込む。

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例えば、レモンの規制緩和を思い出してほしい。
世界でも注目されるほど無農薬有機の優れたレモンを生産していた日本に、
規制緩和でサンキストなどが攻め入ってきたため、
外国産の安いレモンが市場を席巻した。

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ところが、日本のレモン農家が壊滅した時、外国産レモンが急騰した。

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サンキストなど外資の独壇場になった日本のレモン市場は、
農薬まみれの質の悪いレモンを高値で買わざるを得ない状況に陥った。
それと同じ悲劇を、ここでもまた酪農を潰す形で繰り返すのか?
日本人は学習能力が欠如しているようだ。

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