@TOS
『ななせんち』主要メンバー


〇水嶋奈久留(みずしま なくる) 通称:なる
「あたしはなる!水嶋奈久留!なるって呼んで!お名前聞いてもいーかな?」
「成せばなる!なんとかなる!どうにかなる!」

天真爛漫かつ猪突猛進の高校二年生。楽しいことと美味しいものが何より大好き。
好奇心に溢れた人懐っこい聞き上手。順応性の高さはピカイチ。
人の感情にすぐ共感して喜怒哀楽が激しいが、こと自分の恋愛になると驚くほどの鈍感さを発揮する。
ファンタジーの世界を何より愛し、深山透作品の大ファン。
喫茶店『ガードラ』の常連であり、店長をもう一人の父親のように思っている。時々手伝いもする。
本人は自覚していないが、めちゃくちゃ運が良い。幸運の星の元に生まれた子。
よく不思議な夢を見る。
実はカナヅチ。
一人っ子、父は長期単身赴任中。本人曰く「会わない方が上手くいく夫婦なの」

黒髪癖毛ボブ どんぐり眼の黒目 160cm


〇クアラート・マイラール 通称:クアル
「いらっしゃい、俺はクアル。良ければ名前を教えてくれる?」(営業用)
「なる、戻ってこい!おやつの時間だ!!」

イギリスから喫茶店『ガードラ』の店長の元へパティシェ修行に来日した青年。現在は見習い兼ウエーター。
自他共に認めるイケメンで愛想もいい。母国では数々の浮名を流してたほどのモテ男。…のはずが、ある弾みでなるにガチ惚れ。以来彼女に振り回され続けている。
本気になることを格好悪いと思ってた節があったが、生まれて初めての片想い以来努力家で一途な面が表に出つつある。基本的に器用貧乏。
当初店長から指名された『試食係』(=なる)に不満も覚えてたが、今ではむしろ食べてもらうことが嬉しい。
料理の腕は確かで、毎日のなるのおやつ他突発的な注文もそつなくこなす。
割と運動音痴。
店近くのアパートで一人暮らし。
母親には頭が上がらない。帰るたび嫁は結婚は子供はの連続攻撃を食らっている。

金髪 緑目 176cm


〇トト
「僕はトト。これはなるに貰った名前なんだ」
「なるが僕から離れるなんてありっこないね、絶対に無い」

喫茶店『ガードラ』名物のドラゴンのぬいぐるみ。その中に異世界からやってきた本物のドラゴンの魂が宿っている事実は、なるとクアルしか知らない。
なるとは幼馴染のような関係。名前をくれた彼女を殊の外気に入っていて、自分のものだと公言して憚らない。
クアルのことは気に入らないけど、なるが(あくまで友達として)好きな相手であることは渋々認めている。
通常動くことは出来ないが、『狭間』では飲食も可能。会話は基本的に念話。

赤色でお腹は白・ふわふわ 青ガラスの目 全長50cm(尻尾含む) 



〇雨宮蛍(あめみや ほたる) 通称:蛍ちん
「雨宮蛍といいます。あの、名前を伺っても…?」
「あの子の歌を沢山の人に聴いてもらいたい。それが私の夢です」

なるのクラスメイト。大人しくクラスでも物静かな女の子。実はプロのコントラバス奏者。(現在は活動休止中)
バー『催涙雨』で評判高い謎のプレーヤー『KEI』の正体であることは限られた人間しか知らない。
愛用の楽器を『あの子』と呼ぶ癖がある。コントラバスの話になると身を乗り出して語り出す。いくらでも語り続ける。
何においてもコントラバスを優先しがちで、学校の成績はあまり芳しくない。
甘いお菓子が好きだけど、体重も気になるお年頃。私服は体型が隠れるものを選びがち。
引きこもりだった時期があるせいか、自分を卑下する悪癖がある。ひそかにもふもふしたキーホルダーを収集している。
なるとクアルの関係をドキドキしながら見守っている。
泳ぎが得意。球技関係は手を庇ってしまうので下手。
二つ下の弟がいる。

黒髪ふんわりポニテ(下ろすと鎖骨辺り) 黒目 156cm


〇深山透(みやま とおる) 通称:トールキン
「…深山透だ。…あんたは?」
「…百年後も読んだ人を楽しませたい。…そんな作品が書けたらと思ってる」

蛍と同じ学校の高校一年生。実名で執筆活動をしているプロのファンタジー作家。代表作は『竜と契約の指輪』シリーズ。
ぶっきらぼうで口下手。よくそっぽを向くが照れ屋の裏返し。キャスケット帽がトレードマーク。
困っている人を見捨てられない義理人情に厚い少年。好奇心は人一倍。男らしくありたいが如何せん上手くいかないお年頃。
成長期の来訪を心待ちにしている。
得意料理はクッキー。絵と整理整頓が致命的に下手。
蛍とは家族ぐるみの仲。
遠距離恋愛中の彼女がいる。関係は良好そのもの。最近ようやく手を繋ぐことに慣れた。
一人っ子。キャリアウーマンの母親は家を空けがち。父親は小学校卒業時に離婚。
離婚成立までの六年間、預けられていた祖母(故人)から人生で大切なことと創作の種を教えてもらった。

金髪 青目 (祖父からの隔世遺伝・本人は純然な日本人) 160cm



〇藤崎妃奈乃(ふじさき ひなの) 通称:妃奈乃
「私?妃奈乃。で、あんた誰よ?」
「オシャレも好き、ロケットも好き。どっちかだけなんて有り得ないし」

釣り目の視線と鋭い一言がきついギャル。なると蛍とは別クラス。
虚勢を張る癖があるが根は素直。子供には優しい。
外見に似合わず真面目で、オシャレやメイクの研究と理系分野の勉強は日々欠かさない。将来の夢はイケてるエンジニア。
見た目と夢のギャップが悩みで、中々周りに打ち明けられないでいる。
エンジニアだった両親を交通事故で亡くし、現在は二人の恩師である教授の家で居候をしている。
両親の死後少しの間自暴自棄と人間不信に陥り更に眠れなくなり、歓楽街で援交に励むグループに所属していた時期がある。
身に沁みついた礼儀作法は、両親の置き土産でもある。

染めた金髪ふわふわロング(地は黒髪) 青目(カラコン・地は黒目) 162cm


〇ダッツ
「俺はね~ダッツっていうんだ~!君は~?」
「俺はね、妃奈乃に会いにここに来たんだ。妃奈乃を愛するために、ここに来たんだ」

のほほんとした雰囲気を醸し出す長身の青年。左腕を付け根から失っている。
歓楽街をさ迷ってた妃奈乃の前に突如現れ、そのままするすると教授宅で居候することになった。
妃奈乃の名前と顔以外覚えていない記憶喪失者ではあるが、本人に焦る様子は全く見られない。
とにかく妃奈乃第一主義。彼女への愛を公言して憚らない。「妃奈乃、大好きだよ」はもはや口癖の域。
スキンシップも多く、頭を撫でたり抱き着いたり抱きしめたり愛情表現を示しては、照れた妃奈乃によく蹴られている。
それでもTPOは弁えていて、彼女が勉強中の時は後ろでそわそわと大人しくしている。
恋慕というより慈愛、家族愛を感じている妃奈乃も最近は諦め気味である。
家政婦のひとみさんの手伝いを進んでやるなど、とにかく優しい性格は元からである。
ちょんまげにしているお花のヘアゴムは、妃奈乃から最初に貰った宝物。

茶髪 でこだし 黄緑(蛍光色)の目 190cm



〇山科奏(やましな かなで) 通称:奏
「僕はねえ、山科奏。『奏ちゃん』もしくは『天使』って呼んでくれると嬉しいなあ。で、君の名前は?」
「陰で他人の揶揄が出来るなんて、君たちよっぽど暇なんだね。だからさっきの曲の出だし、いつも半音下がってるのかなあ?」

自らを『天使』と呼称する中世的な顔立ちの美少年。
中高一貫の名門校に通う高校一年。聖歌隊所属、ソリスト。
透き通るようなボーイソプラノを持ち『天使の歌声』と名高い歌い手。その技術と質を維持するのは、彼の徹底した練習と生活にある。
一度した失敗は二度としないとばかりのストイックさは同じ隊員にも向けられるため、必要以上に敵を作りがち。嫌いな言葉は『怠慢』『慢心』。
可愛いものが好きであり、自身を飾ることに何ら抵抗が無い。
自分の声がいずれ成長と共に失われることは知っている。そしてその日が遠ければいいと願っている。
基本的には愛想と人当たりの良い性格。努力する人間がなによりも好き。
実家は実業家の富豪。母親は側室のような立場で心を病んでいる。父親には正妻と子供三人(男女男)がいる。
父親は何かと奏を気遣うが、他は奏と母親に辛く当たっている。
現在は寮で一人部屋。
蛍の旧友であり、透は良いからかい相手。

銀髪ロング 大きな琥珀色の目 158cm


〇菜野原勇(なのはら いさむ/ゆう) 通称:勇
「僕は菜野原勇。よ、よろしく。君は?」
「親から求められるままに性別を変えて、僕は一体誰なんだろう」

一人称は『僕』の男装の少女。周りには男で通している。男子時の名前は「いさむ」、本名は「ゆう」。
奏と同じ学校学年の別クラス。成績は優秀で一年生ながら高等部生徒会で書記補佐を務めている。
とにかく生真面目で規律に順じ校則違反には厳しい。厳しいが故に自分の首を絞めがち。
口真一文字のしかめっ面がデフォルト。クラスメイトは笑顔を見たことがない。
大手食品会社の「なのはなコロッケ」の長女。病弱の弟に代わって跡継ぎの勉強をしている。弟とは仲良し。
持ち物は黒や白のシンプルなものが多く、徹底して男を演じている。
本当は淡い色彩や絵画や美しいものが大好きで、目の前にするとうっかり見惚れてしまう。
母親に教わった刺繍が得意だけど隠している。精神統一でたまにこっそりやっている。
半年前急に父親から「次のパーティーで何か披露してくれ」と言われ、困り果てたところで出くわした奏にその場で弟子入りする。
前々から奏のことは知っていて、密かにファンだったことは誰にも言えない秘密である。
奏には女の子であることは最初からモロバレしている。声域はソプラノ。

茶髪ショート 褐色たれ目 150cm



〇陽葵(ひまり)
「俺は陽葵だ!こっちは月華!んで、お前は?」
「とーぜん!なんてったって俺は親分だからな!子分の面倒見るのは当たり前ってんだ!」

犬の耳と尻尾を持つ半獣人。外見年齢は12~14歳。異世界の犬の国出身。
豪快でお調子者そして馬鹿。言葉に表裏が無い。自らを『親分』と称し、気に入った相手をすぐ子分にしようとする。
一度懐に入れた相手にはとことん優しく、最後まで守り通すのが親分の役目だと信じている。
世界一の男になるのが夢。
生まれは貧しい山村で、旅人だった『親分』に引き取られ数年のち孤児院に預けられる。そこで月華と出会う。
自分の意識を飛ばすことでバーサーカー状態になれるが、殺戮兵器と化すため月華にしか止められない。
戦争に兵士として参加していたが終戦直後に月華と脱走。重傷を負うも『狭間』を通り辿り着いた先で、黒曜と千草に出会い保護される。
以来、なんでも屋として色んな世界をあっちこっち渡っている。
御玉市では郊外の博物館でプラネタリウムの係員をしている。変装時には耳を隠すため黒曜の手製の帽子を被っている。
御玉市にいる際の拠点がバー『催涙雨』なため、『KEI』とは顔馴染み。喫茶店『ガードラ』へはちょくちょくお菓子を買いに行く。
月華は第一の子分であり、誰よりも大事にしている。

逆立った茶髪 左目は青色・右目は金色のオッドアイ 148cm


〇月華(げっか)
「…こんにちは、月華です。…えっと、どなたですか?」
「陽葵といて、幸せじゃなかった時間なんて一つもない。一つだって、無い」

犬の耳と尻尾を持つ半獣人。外見年齢は12~14歳。異世界の犬の国出身。
物静かでやや人見知りの傾向がある。言葉少なで、陽葵がいない場所では表情も薄くなる。でも言うべきことはきちんと言える子。
陽葵の第一の子分であり、本人はそれをとても誇りに感じている。
元々両親と暮らしていたが幼い頃孤児院に預けられ、形見の指輪をいじめっ子に取られて泣いていた時陽葵と出会う。
子分になることを条件に指輪を取り返してくれ、その後も今に至るまで自分を守ってくれた陽葵に対して強い感謝と尊敬と恋心を抱いている。
膨大な魔力を持っていて、それを利用し戦争へ兵士として駆り出されていた。
しかし終戦後脱走した際大怪我を負った陽葵を救うためにそのほぼ全てを使い果たし、今はちっとも使えない。本人はそれで良かったと思っている。
黒曜と千草に保護された後なんでも屋として陽葵と共にお仕事に励んでいる。
両親と再会できれば嬉しいが、陽葵がいればそれで良いという考え。
周囲からは陽葵の保護者と言われている。

白銀ロング・耳の下で二つに結っている 青灰色の目 145cm


#ななせんち 

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