#と教 西川純教授(上越教育大学)は、 ケプラーの法則 を理解していなかった!! とっても偉い理科の先生であるはずの西川教授が、ケプラーの法則すら理解できておらず、デタラメを吐き散らしている。これは由々しき事態である。

 ケプラーの法則について復習しておくと、
(1) 惑星の軌道は *** 円 以 外 な い と い う の は 誤 り で あ る 。 楕 円 で あ る 。 *** 太陽を焦点の1つとする楕円軌道である。
(2) 面積速度は一定だ。
(3) 公転周期の2乗と長半径の3乗は比例する。

ということなのであるが、特に (1) に注意して、西川教授の著書を確認してみましょう。

西川純著 理科だからできる本当の「言語活動」 西川の理科における『学びあい』 第一章 理科における会話の意外な実態 §本当の科学発見のプロセスを歩ませる方法
東洋館出版社
http://www.toyokan.co.jp/book/b172078.html

p.38~40
> 漫画的に科学の発見の姿を記述すると、次のようになります。
> 自然現象に対して純粋な興味をもっている科学者が、なんの偏見ももたずに、コツコツとデータを集め、それを分析する。そして、それを何年も積み上げていくうちに、「あ!そうか!」と気づく…。
> 偉人伝的には面白いですが、ほとんどの場合、そのようなことはないことは科学史研究の発展によって明らかにされています。本人がどれほど自覚しているか否かは別にして、「絶対にこうなるべきだ」という前提、つまり、偏見があります。これは当然です。
> 考えてみてください。
> ある化学物質を合成する科学者が全く偏見をもたずに、実験室にあるすべての薬品を手当たり次第に混ぜるということがあるでしょうか?あり得ません。
> 「これこれになるはずだ」という仮説があり、それに基づいて実験計画を立てるはずです。仮説と偏見は紙一重です。その仮説が後の科学で正しいと認められたときには「仮説」と言われますが、後の科学で正しくないと否定された場合、それは「偏見」と言われるだけのことです。
> 例えば、ヨハネス・ケプラーはティコ・ブラーエのデータを私心なく分析することによってケプラーの法則を発見した、というのが漫画的な発見のプロセスです。
> しかし、事実は違います。ティコ・ブラーエのデータと、ケプラーのデータは現在もちゃんと保存されています。両者を比べると、違いがあることが分かります。ケプラーは、自分の仮説に会わないティコ・ブラーエのデータは「誤差」だと無視しているのです。
> ヨーロッパには、ピタゴラス学派という科学者の宗教的秘密結社がありました。そこでは、円というのは「神の創りたもうた完全な形である」という教義があります。ピタゴラス学派の影響を受けたケプラーは、天体の動きは円以外にないと信じきっており、それを証明したいと願っていました。そのために、ティコ・ブラーエのデータを選択的に無視したのです。


 とっても偉い理科の先生であるはずの西川教授が、こんないいかげんなことをやっているとは、びっくりぎょうてんである。まるでギャグマンガである。漫画的というのは、こういうことをいうのであろう。

 西川教授のツイートを見てみましょう。


https://twitter.com/jun24kawa/status/462901325278511104
> 研究者の中で、科学史研究を参照する人は少ない。結果として通常科学の中にいる人はパラダイム変換が起こるときに何が起こったかを知らない。そして通常科学の論理で判断する。ま、知らないのですから仕方が無いな~

https://twitter.com/jun24kawa/status/462901650537988096
> ま、今では古株のように振る舞っている学問も当初はどうだったか。ちょっと調べれば分かるのに。

https://twitter.com/jun24kawa/status/462902097181040640
> 教科教育に関わる学問も、歴史は70年程度。そして、私がその世界に足を踏み込んだ30年前は、学問扱いされていなかった。それがクーンが記述するに極めて近い経過をたどった。それはどの学問も同じなんだけど。

https://twitter.com/jun24kawa/status/462903131135692800
> 30年前の理科教育学に対する、教科領域の扱いは酷いものでした。しかし、その際、もっとも擁護してくれたいのは、物理、化学、生物学、地学の超一流の研究者でした。
彼らは最先端の学問がどのようなものであるかを知っているから。しかし、二流以下の研究者は最先端を知らない。

https://twitter.com/jun24kawa/status/462904894190784512
> 超一流は方向性を見て判断する。二流以下は外形的な規格で判断する。どの世界も、そうです。

 自信満々で講義されていますが、西川先生、大丈夫ですか?

Reply · Report Post