「平成26年1月25日 NHK広報局 籾井勝人会長就任記者会見」テープ起こし
(記者―慰安婦問題については、会長ご自身はどのようにお考えでしょうか?)
「あー、ちょっと、コメントひかえてはだめですか?
あのー、いわゆるね。そういうふうな、戦時慰安婦ですよね。
えー。戦時だからいいとか悪いとか言うつもりは毛頭ないんですが、ま、この辺の問題はみなさんよくご存知でしょう。
どこの国にもあったことですよね。違います?」
(記者―改めてもうすこしお考えすることがあればお尋ねしたいとおもいます。)
『まあ、こっちから質問ですけど、韓国だけにあったことだとお思いですか?」
(記者―いや、どこの国でもというと、すべての国ということに)
「いや、その、戦争地域っていうことですよ。」
(記者ー戦争地域にはどこにもあつたと?)
「あったと思いますね。僕は。」
(記者ーなにか証拠が?)
「えっ?}
(記者―何か証拠があっておっしゃっているのでしょうか?
すべての国というとその。まあ、いろいろな、いくつかの国においてそういう事があるという風にはおもいますけど)
「ま、これ以上深入りするのはやめたいと思いますが。
いいですか? 慰安婦そのものがいいか悪いかといわれれば、これは、今のモラルでは悪いんです。ね。
で、じゃあ、従軍慰安婦はどうだったかといわれると、これは、その時の現実としてあったと言うことなんですよ。
私は従軍慰安婦、いや、慰安婦がいいとは言っていない、
ただし、事は二つに分けないと、話はややこしいですよ」
(記者―それはわかっているのですが)
「じゃあ、ほんとにあの従軍慰安婦がね。あのー、韓国だけにあって、他になかったっていう証拠がありますか?）
(記者―ほかの国にあったということと、どこの国にでもあったというのは、ちょっと違うと思うんですけど)
「いやいや、そんな言葉尻とらえても駄目ですよ。そんなのはね。あなた、
じゃあ行って、行って調べてごらんなさいよ。あったはずですよ。あったんですよ。現実に。
ないという証拠もないでしょう?
議論するつもりはないけど、やっぱりそれでね。
やっぱり、従軍慰安婦の問題をいろいろ、云々されるとですね。やっぱりこれはちょっとおかしいんじゃないのかな?って気がしますよ。
私、別に　いいと言ってないですよ。
しかし、どう思われます?
日本だけがやってたようなこと言われて。』
(記者―ほかの国にあったということを、どこの国にでもあったというのは、すべての国にあったととらえられてしまうのでは?)
「戦争をしているどこの国にもあったでしょうということですよ。
じゃあ、ドイツにありませんでしたか?
フランスにありませんでしたか?んなことないでしょう。
ヨーロッパはどこだって有ったでしょう。
じゃあ、なぜオランダにいまごろまだ飾り窓があるんですか?
議論するつもりはありませんが、私がどこでもあったって言ったのは世界中くまなくどこでもあったっていってるんじゃあなくて戦争をしているところでは大体そういうものはつきものだったわけですよ。ね。
じゃあ証拠があるか?と言われたけれども、逆に僕はね。なかったって証拠はどこにあるんだと、聴きたいぐらいね。
だから、この問題はね。あの、その、僕は一番不満なのは、いま韓国がやっていることで一不満なのは、ここまで言うのは会長としては言い過ぎですから、会長の職はさておき、さておきですよ。これ忘れないでくださいね。
あの、韓国は日本だけが強制連行したみたいなこといってるから、話がややこしいんですよ。ね。
だからお金よこせ、っていってるわけですよ。
補償しろと言ってるわけですよ。
しかし、そういうことはすべて日韓条約で全部解決しているわけですよ。
国際的には。ね。解決してるんですよ。
それをなぜむしかえされるんですか?と。　 おかしいでしょ?
とおもいますよ。僕は。
(記者ーいまのところですけど、会長としての職はさておいてと言いますけど、ここ会長会見の場なんで)
『失礼しました。じゃあ、今のは全部取り消します。」
(記者ーいやいや、取り消せないですよ。もう。おっしゃったら)
「いやいや、　***ですよ。私は。ね。
あれだけ、あのー、しつこく質問されたから、私は、答えなくてはいかんと思って答えましたが、会長としては、答えられませんので、『会長はさておき」と、こう言ったわけですよ。
それが、会長会見だって　取り消しますとこう言ったら取り消せないとおっしゃったら、じゃあ、私のさておきはどこになるのどうなるのですか?
そんなこといったら、まともな会話ができないじゃあない。
あ、それはノーコメントです、ノーコメントです、っていってたら、それですんじゃうんじゃあないですか?
それでよろしいんでしょうか?
いいんならそれでいいですよ。今後。」

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