内部被曝に依る障害が癌や白血病だけではない、そんなものは氷山の一角だ。広島や長崎で被爆した人たちが、特に病気ではないのに体のどうしようもないだるさ、気力の減退に悩まされ、原爆ブラブラ病と名付けられたのはよく 知られた事実です。最近この原因が内部被曝によるものであることが判ってきました。体の内部に蓄積されたセシウムやストロンチウムなどの放射性同位元素から発せられた放射線は水を電離し、活性酸素を生み出しますが、それがミトコンドリアを破壊します。このミトコンドリアの破壊が原爆ブラブラ病を生み出している。ミトコンドリアこそ細胞のエネルギーの源ですから、ミトコンドリアの障害は活力の低下が主訴であるブラブラ病を生み出しているのです。活性酸素はミトコンドリア障害以外にも細胞膜を傷害したり、過酸化脂質を作ったり、動脈硬化を促進したりと様々な悪さをします。DNAを破壊し癌を引き起こすのはその一つに過ぎません。内部被曝は万病の元なのです。実際、ベラルーシや ウクライナでは青少年の大半が何かしら病気を抱え、平均寿命も短くなり、人口も減少しているといいます。霞ヶ関や永田町のように内部被曝を見くびってはならないと思います。

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