私たちが"芸能人キム・ジェジュン"に対して再確認しなければならないもの

"芸能人"キム・ジェジュンに対して大衆が持っている認識は多様だ。彼を熱烈に応援するファンもいれば、心から嫌いな人もいて、"似たり寄ったりなアイドルの中の1人"で片付けてしまう人もいるだろう。何より目につく彼の容貌にだけ集中する人もいて、ドラマや映画を通して彼を初めて見る人がいるなら"可愛らしい俳優が演技もよくする"と思うかもしれない。

多くの人々の前に立つしかない人の宿命というのはそういうことだろうか。このように彼を眺める視線は"大衆"という曖昧な単語の中に埋められた人の数ぐらい無尽蔵だろう。そう考えて見ると疑問が生じる。私たちがキム・ジェジュンという人物をそれなりの基準で判断するとき、本当のキム・ジェジュンはどこにいるのだろうか。私たちが新たに再確認しなければならないキム・ジェジュンの姿にはどんなことがあるのだろうか。

その解答は意外に明快だった。彼は自身のことをとても愛し、気が合う友人達と一つのグループで活動しているし、何より自身の信念を守ろうとしっかり努力する人だ。最も基本的で単純に思い起こせることだが、本来のその意味を深く吟味できないものだ。もちろんこんな少ない文ではやはり"本当のキム・ジェジュン"を全て表現するにはとても力不足だ。


一、キム・ジェジュンは歌手だ…「音楽番組も出たいです」

「この頃楽しんで聞く音楽?マネージャーがSISTERが好きで(移動中に)ずっと聴いています。良いですね。今回のBEASTの新曲も昨日音楽番組で初めて見たけど良かったです。」

キム・ジェジュンが作詞作曲をするということはかなり知られた事実だ。独学で習ったというピアノの実力はいつからか直に創作物を作る水準まで発展した。彼は曲を作りながら様々なところでインスピレーションを得るようだった。そのうちの一つをインタビューを通して聞けたが、面白いのは、これが演技に対する話を交わした途中でぽっと飛び出してきた。共同作業をしてみたい監督や俳優を尋ねた中だった。

「映画<私の頭の中の消しゴム>を面白く見て、イ・ジェハン監督と仕事をしたかったです。あ!その映画のために作った歌もあります。"No Gain"(キム・ジュンス1集収録曲)という歌です。歌詞も見たら、歌に"私の胸の部屋が狭くなっていくみたい"という部分があります。それが映画で似ているセリフがあったんです。ソン・イェジンさんがチョン・ウソンさんに"容赦というのは憎しみに部屋一間だけ渡せば良いということだって"と話す部分です。それで歌を作った後に僕がガイドボーカルを入れてイ・ジェハン監督に聴いていただいたりもしました。」

このように音楽の話を楽しくするキム・ジェジュン。今後も歌手で着実に活動したいという意思を表わしたりもして、息詰まるような<ドクターJIN>撮影強行軍の中でも時々作曲をしたという程情熱もある。しかし残念なことに歌手としてのキム・ジェジュンはドラマのOST、あるいはコンサート場だけでしか会えない。ある理由で音楽番組には出演できなくなっているためだ。

「音楽番組ですか?出たいです。他の(歌手の)後輩と話してみたら(JYJが)"不思議な存在"になってしまったようです。希少性のある先輩になってしまった。番組で簡単に見られないからです。そう思うと後輩の行動が、(JYJに対し)ちょっと不思議な感じです。僕も聞いた話ですが、JYJが新しい歌を出すと後輩同士で"おい、JYJ新曲出したって"と話しながら聴いてみるそうです(笑)」


二、キム・ジェジュンはJYJだ…「僕たちの魅力、皆違います」

そうしてみるとJYJはより一層強くなるしかなかった。キム・ジェジュンをはじめとしてパク・ユチョン、キム・ジュンスは"お互いの活動をモニターして応援する"強固な支援軍の関係を維持している。グループに所属している人物がドラマ・映画製作発表会やインタビューに参加すれば、"同じグループのメンバーからどんな助言を受けたか"という質問を受けたりするが、その度にJYJの返事は"特別なものはない"であった。

これは各自の活動に指摘や助言をするよりは支持と応援を送るのを好む彼らだけのチームワークに起因したことだった。インタビューでキム・ジェジュンはJYJを置いて「一つのグループに異なった特性を持つ人々がいる」として「ジュンスとユチョンと僕の魅力は皆違う」と表現した。おかげで大衆に様々な魅力をリリースすることができるので肯定的に考えるというキム・ジェジュン。それなら彼が考えるメンバーの魅力は何だろうか。

「ジュンスは格好良いです!僕にはない魅力があります。ユチョンはそうしないだろうと思ってみるとシックな魅力があります。JYJの中にも個人ファンたちが少しいるでしょう。その方たちも明確に特性があります。」

キム・ジュンスを除いた二人のメンバーは演技にも足を入れた状態。違いを尋ねるとすぐにキム・ジェジュンは「ユチョンの演技は柔らかさの中に強さを探す面白味があったら、僕はとても強く出たのでその中に柔らかさを探す状態」として「ユチョンが<ドクターJIN>のギョンタクをしたら似合わなかったし、僕が<屋根裏部屋の皇太子>のイ・ガクをやっても似合わなかっただろう」と説明した。それなら自身の魅力は?

「(質問を受けて)わー、このインタビュー面白いですね。(しばらく笑ってから姿勢を直して座り)海外にいらっしゃるファンの方々が一番最初に関心を持つメンバーが僕だと分かっています。独特の容貌で先に近づいて下さるのだと思います。そのうちに離れる方々は離れて(笑)、僕のそばに残った方々は性格やそのようなもののために残って下さるみたいです。何かとかなり礼儀をわきまえていないような容貌なのに、僕、かなり良い青年ですよね(笑)」


三、キム・ジェジュンは信念を守ろうとする人間だ…「常に考えようとタトゥーも」

"Always Keep the Faith" "常に信念を守ろう"と解説できる。この言葉はJYJのファンたちが楽しく使う警句であり、キム・ジェジュンとパク・ユチョンが胸に刻んだ言葉でもある。この他にもキム・ジェジュンは背中と腰にも"良い歌は良い言葉より記憶に長く残る" "人を恨むな"等、自身が望む言葉と模様を刻んで入れた。

その中にも"常に信念を守ろう"という言葉は"自分の周りの人は自分が守る"という姿をドラマの中で見せた<ドクターJIN>の意志の強い武官キム・ギョンタクとも重なって見える点で興味深い。インタビューでキム・ジェジュンはタトゥーにちなんだ話を聞かせ、自身の信念に対しても確固たる姿勢を見せた。

「僕の信念はギョンタクと似ています。守りたいことは確実に守りたいということです。胸にタトゥーがありますが、"信念を守ろう"という意味です。人間なら自分が得たものを失う時が恐ろしいこともあるでしょう?それでも守るべきことは必ず守ろうということです。
(守る)自信がないから体に刻んだんです。弱くなった時にこれを見て、もう一度強くなろうという意味です。事実、胸にタトゥーをしたのは、見たくなくてということもあります。でも、これはわざと前にしました。常に見て考えようと(笑)」

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