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yoyo · @tartvf

28th Mar 2012 from Twitlonger

メモ 福田先生の予測?




クウェートのサバーハ首長のアラブ首脳会議(29日の首脳の会議)への出席が注目を集めそうです。今回の訪問は、1990年の湾岸危機以来初めてのクウェート首脳のイラク訪問となります。おそらく、(事実関係は未検証ですが)1990年以来初めてイラクを訪問するGCC諸国首脳となるでしょう。

今回の訪問でクウェート・イラク関係が大幅に改善されれば、地域政治や経済に大きな影響が現れます。経済では、クウェートのイラクの外港としての立場が復活するなど、湾岸でのクウェートの立場が強まり、将来的にはドバイに対する第2極になりえます。関係改善はクウェートにも大きな意味があります。

クウェート・イラク間には、湾岸戦争時に、イラク占領下で行方不明になったクウェート人の問題や、対クウェート賠償金の未払い部分(220億ドル以上)など、湾岸戦争にかかわる未解決の問題があります。それらが解決できるかどうかがカギとなるでしょう。いずれにせよ、サバーハ首長の大決断でした。

一部訂正です。クウェートのナーセル首相が昨年1月にバグダードを訪問していました。国家元首としては湾岸危機後初めてと訂正。手元の訪問記録ではシリア大統領(01年)、イラン大統領(08年)、ヨルダン国王(08年)、トルコ大統領(09年)、パレスチナ議長(09年)で、GCC諸国はなし。

余談です。過去10年間でイラクを最も多く訪問した外国の元首はアメリカのブッシュ大統領で、手元の記録では4回ありました。オバマ大統領も、就任前と就任後に1回ずつ、合計2回。元首ではありませんがイギリスのブレア首相は計6回。チェイニーとバイデン両副大統領は多数訪問。なんとなく納得。

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