『新聞広告案 伏せ字だらけ』|日本農業新聞3月8日

 広告案、墨で真っ黒――。内閣府が予定していたTPPに関する新聞広告案について、民主党の慎重派議員が情報開示を求めたところ、大半を黒く塗り潰した資料が届いたことが7日分かった。慎重派議員は憤りを隠せず、政府に誠実な対応を求めた。

 「TPPを慎重に考える会」が同日開いた会見で明らかにした。資料は1月中旬に広告会社が内閣府大臣官房政府広報室に宛てたもの。川内博史氏(衆・鹿児島)が資料を請求したところ、広報の概要や具体的な広告案など、ほとんどが黒塗りとなっていた。「交渉参加を一方的に推進するような内容が盛り込まれていたのではないか」(与党議員)とみられる。

 新聞広告は2月に主要全国紙などに掲載予定だったが、党の経済連携プロジェクトチーム(PT)からは、政府の前のめり姿勢を警戒する声が多く「無期限延期」となっていた。山田正彦会長は「大変ゆゆしき問題だ」と述べ、政府の広報体制をさらに追及する考えを示した。

引用者注:元記事のページには写真あり
⇒ http://www.agrinews.co.jp/modules/pico/index.php?content_id=13005 (閲覧には無料会員登録が必要)

Reply · Report Post