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18th Oct 2011 from Twitlonger


神奈川県 不活化ワクチン接種へ
NHKニュース 2011年10月15日

手足がまひするなどの後遺症が出るポリオを予防するワクチンについて、神奈川県は、海外で使われている安全性の高いとされるワクチンを国に先立って独自に輸入し、県の保健福祉事務所で接種することを決めました。
ポリオのワクチンは、7歳までに2回接種することが法律で定められていますが、現在は、毒性を弱めたウイルスを含むワクチンが使われているため、ごくまれにポリオに感染することがあり、厚生労働省は来年度中に、毒性を完全になくし、より安全性が高いとされる「不活化ワクチン」に切り替える計画です。これについて、神奈川県の黒岩知事は、一刻も早く安全なワクチンを接種すべきだとして、国に先立って、独自に「不活化ワクチン」を輸入し、県内の5つの保健福祉事務所で集団接種する体制をとることを決めました。「不活化ワクチン」は、海外の多くの先進国で10年ほど前から導入されていますが、日本ではまだ承認されていないため、副作用が出ても公的な補償は受けられません。神奈川県はこうした現状を保護者に説明するとともに、1回の接種では5000から6000円程度を負担してもらうことにしています。神奈川県は、今後具体的なワクチンの入手方法などを詰めたうえで、できるだけ早く接種に踏み切りたいとしています。ワクチンの切り替えを前に、国内ではポリオの予防接種を受ける子どもが例年より2割近く減っていて、神奈川県の黒岩知事は「日本でもポリオの感染が広がるおそれがあり、国に対しても一刻も早く不活化ワクチンを導入するよう強く働きかけたい」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111015/k10013279131000.html


神奈川県 ポリオワクチン輸入へ
NHKニュース 2011年10月18日

手足がまひするなどの後遺症が出る、ポリオを予防するワクチンについて、神奈川県は、海外で使われている、安全性の高いとされるワクチンを独自に輸入し、国に先立って希望者に接種することを決めました。
ポリオのワクチンは、7歳までに2回接種することが法律で定められていますが、現在、国内では毒性を弱めたウイルスを含む「生(なま)ワクチン」が使われているため、ごくまれにポリオに感染することがあり、保護者の間で接種を控える動きが広がっています。このため厚生労働省は、来年度の末には、毒性を完全になくし、より安全性が高いとされる「不活化ワクチン」に切り替える計画です。しかし、神奈川県は、「国の対応は遅すぎる」として、「不活化ワクチン」を国外から独自に輸入し、国に先立って希望者に接種することを決めました。18日開かれた市町村への説明会の中で、県の担当者は、「不活化ワクチン」は県立病院の医師が個人輸入する形をとり、できるだけ早く、県の保健福祉事務所で週1回程度、予約した希望者に接種することを伝えました。その一方で、まだ国内で承認されていないため、副作用が出ても公的な補償は受けられないことや、1回当たり5000円から6000円程度を保護者に負担してもらうことなどを説明しました。独自に不活化ワクチンの導入を決めたことについて、黒岩知事は「国がやらないので、緊急避難的に県が不活化ワクチンという選択肢を設けた」と述べました。これについて、小宮山厚生労働大臣は、18日の閣議後の記者会見で、「不活化ワクチンの導入は、生ワクチンの予防接種を控える動きを助長し、ポリオの免疫を持たない人が増加するおそれがある」と指摘したうえで、「県が主導して、日本ではまだ承認されていない不活化ワクチンの接種を進めると、健康被害が生じた際に公的な補償が行われず、望ましくない」と、神奈川県の対応を批判しました。厚生労働省は来年度の末には不活
化ワクチンを導入する計画で、それまでは生ワクチンを接種するよう、自治体を通じて呼びかけています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111018/k10013345871000.html

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