国会中継を10倍楽しむ基礎知識
本年度予算の基礎構造

参考動画
http://www.youtube.com/watch?v=EQPYwz61_NM
1分前後から

1、ベースになった予算(2010年予算)
2009年の麻生政権作成概算予算案(リーマンショック後)
事務次官会議廃止により省庁間の適正化処理が行われなかった。
+
民主党マニュフェスト予算
子供手当て、高速道路無料化など

当然膨れ上がるし、矛盾や無駄だらけの予算


2、本年度予算作成
本来は、各省庁の希望と省庁間の利害を適正化することで、予算作成されるのだが、根本となる政策が不透明であり、個別の予算の積算作業が出来ない状況が継続

本来は、省庁間で調整され、個別の象徴が個別事業の予算の積み上げて、その上で決定されるものだが、それが出来ない状況に

結果、財務省作成のシーリング予算となった。(矛盾だらけのベース予算から一律カット、省庁は与えられた金額から逆算する形で、個別の政策に予算付け)

その上で、総理主導で優先事業を確定、予算のキャップ(上限)が決まっているので、それ以外の事業予算が削られる。

3,結果
金額ばかりが膨れ上がり、無駄と矛盾ばかりを抱えた予算が生まれ、財源不足に苦しみ、増税方針を打ち出さなくては行けなくなった。

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